素麺(そうめん)かぼちゃ、別名「金糸瓜(キンシウリ)」は、西洋カボチャの一種です。
その変わった断面のほぐした果肉の形状から、
各国で様々な名称が名づけられ親しまれています。
食用なので火を通せば食べることが出来るかぼちゃです。
旬の時期は7月中旬から9月頃。スーパーや直売所に並びます。
今回はその不思議なかぼちゃの茹で方や食べ方や保存方法について紹介します。
そうめんかぼちゃの食べ方
①ヘタと先を切り落とし、適当な大きさに輪切りにして種をスプーンなどでこ削ぎます。
②輪っかになったそうめんかぼちゃを水から茹で、
20分ほど経ち、竹串で表面を解した際に糸状になるようになったら、
冷水に浸しシャキッとさせるように解すと、果肉の部分がほぐれて素麺状になります。
③この状態で醤油や塩に付けて食べても、素材の味が際立ち充分に美味しく頂けます。
そうめんかぼちゃの魅力はまだまだこれだけではありません。
美味しい料理に発展させていきましょう。
簡単なそうめんかぼちゃ料理!
そうめんかぼちゃは、かぼちゃ類の中では比較的カロリーが低くてあっさりして、
日本では麺つゆに付けたり、酢の物やマヨネーズ和えにして食べる家庭も多いようです。
下処理が済んだそうめんかぼちゃに甘酢やマヨネーズをかけるだけで副食が完成します。
普通のカボチャを煮込んで調理するよりも手軽で簡単ですね。
欧米では主菜のつけ合わせに用いられることが多く、
そうめんかぼちゃをパスタのように見立ててソースをかけて食べることもあるようです。
中国上海市の崇明島では特産品のひとつらしく、
漬物に加工することなんかもあるようです。
ひとつの食材でこんなにも幅広く活用出来る素麺カボチャは、
まだまだ色んな料理にアレンジ出来るポテンシャルを秘めてます。
ヘタを切り落とし、半分に切って種を抜いた
そうめんかぼちゃに軽く塩コショウとマヨネーズ、チーズを乗せて
そのままオーブンで焼いても美味しく頂けます。
またそうめんかぼちゃを半月切りにして、
カレーパウダーを混ぜた天ぷら粉に付けて揚げてもとても美味しいです。
素麺かぼちゃのオーブン焼きと素麺かぼちゃカレーフリッターなど!
一風変わった素麺かぼちゃ料理も是非試してみてください!
そうめんかぼちゃの保存方法、
そうめんかぼちゃは普通のかぼちゃと同じように保存性が高いため、
冷暗所に保存しておけば2ヶ月程は持ちます。
収穫は基本的に7月から8月に出回りますが、
12月まで保存することも可能です。
切った場合は、ラップで包み袋に入れ冷蔵庫に入れて保存しましょう。
あまり長くは持たないので、なるべく早く食べるようにしましょう。
一度に食べきれない場合は、冷凍保存がおすすめです。
冷凍保存する場合は、下処理の茹で時間を短めにして
ほぐしたそうめんかぼちゃを、一回分ずつ袋に入れて小分けして冷凍します。
この時になるべく袋の中の空気を抜いて冷凍しましょう。
食べる時は、自然解凍や流水で解凍すればすぐに食べられます。
素麺(そうめん)かぼちゃまとめ
不思議な果肉の形状の素麺(そうめん)かぼちゃですが、
見た目とは裏腹に意外と汎用性の高い食材と言っても過言ではないと思います。
冬にもおいしく食べることができる食材です。
これからの季節何かしら使える素麺(そうめん)かぼちゃ、
是非スーパーなどで見かけた際には手に取って調理してみて下さい。
きっと新たな食卓の美味しい一品に繋がると思います。